CAD実務キャリア認定制度はCADユーザをはじめ、CAD教育を受けている受講生を対象に、CAD利用に関する実務的な技術、技能の成果を認定するものである。その特徴は、願書提出時から合否決定までを採点対象としたプロセス重視型を採用し、実務遂行上必要な技術、技能、モラルなどをフェーズごとに評価判定している。また、個人の技術、技能習得意欲、問題解決能力などを向上させることを目的とし、上級の位置づけとしてCAD実務マスター認定試験、中級の位置づけとしてCAD実務トレーサー認定試験、初級の位置づけとしてCADアドミニストレーター認定試験がある。
さらに、近年急速に2次元CAD図面又は2次元CADデータから3次元CADへの移行へと進み、3次元設計者が求められると同様に、2次元図面を読図てき確実に3次元データ化できるトレーサーの要求も拡大している。そこでNPO法人コンピュータキャリア教育振興会では、2003年2月より3次元CADトレーサー認定試験SolidWorks部門を開始し、4試験での構成となった。 |