生涯教育の一環として文部科学省の認定を受けた試験であり、情報処理ならびに制御に関する技能を、ディジタル技術という観点からまとめて評価する試験である。試験内容は、情報処理や制御に共通な基礎知識、論理回路、計測、制御理論、計算機のハードウェア、ソフトウェアなどであり、コンピュータの仕組みなど、製造にかかわるハード系の知識が問われる。
試験区分は5級から1級までの5レベルに分けられており、中学・高校程度から社会で実務に携わっている高級技術者まで、広い範囲の人を受験対象としている。さらに2級と1級は情報都門と制御部門の2分野に分かれていて、それぞれを専門とする人が特技を発揮できるように考慮されている。とくに1級は難易度が高くなり、合格者がゼロのときもある。
もともと当検定協会は20年以上も前から「ラジオ音響技能検定(コンピュータ知識も含む)」を実施しており、それが時代のニーズに合わせ、コンピュータ専門の「ディジタル技術検定」を10年前から独立させた。母体となっている「ラジオ音響技能検定」の歴史が長いので、企業や学校における知名度は高く、文部科学省認定というのも信用度が高い理由である。
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