39パソコン検定 タイピング試験
1.パソコン検定 タイピング試験とは
パソコン検定 タイピング試験は、文字入力を中心としたパソコンの基本操作スキルを評価する、全日本情報学習振興協会による民間資格試験です。画面に表示されるビジネス文書や説明文などを見ながら、正確かつ迅速にタイプできる能力を中心に測定します。パソコン操作の基礎として不可欠なスキルを、級ごとに段階的に評価することを目的とした検定です。
2.受験資格
受験資格に年齢・学歴・性別・国籍などの制限は一切ありません。どなたでも受験できます。一般社会人、大学生、高校生、中学生と幅広い層を対象としています。
3.試験日程(例年のスケジュール)
オンライン受験:毎月前半の10日間に実施されます。
認定会場受験:隔月偶数月前半の10日間に実施されます。
4.試験地
受験方法は以下の2通りです。
オンライン受験:自宅などでWebカメラ付きのパソコンを使用して受験します。AIによる本人認証があり、インターネット環境が前提となります。
認定会場受験:パソコン教室など協会認定会場で受験します。CD起動方式で、ソフトのインストールは不要です。受験場所や時間帯は、所属する教室に確認します。
5.受験料(税込)
試験は級によって受験料が異なります。
1級:8,800円
準1級:7,700円
2級:6,600円
準2級:5,500円
3級:4,400円
クレジットカードによる分割払い(最大24回)にも対応しています。
6.試験内容(詳細)
試験形式
試験時間は制限時間10分の入力課題を2回実施します。
画面に表示される日本語文(漢字・かな混じり)を見ながら入力する方式です。
評価基準
各級ごとに「合格入力文字数」と「正答率基準」が設定されています。
1級:900文字以上、正答率98%以上
準1級:800文字以上、正答率98%以上
2級:600文字以上、正答率95%以上
準2級:500文字以上、正答率95%以上
3級:400文字以上、正答率90%以上
上記の基準を両方満たすと合格となります。結果はスコアで示されます。
7.合格後の流れと研修
合格者には合格証書および合格カードが交付されます。カードは携帯しやすいサイズで、身近なスキルの証明として活用できます。
なお、試験に合わせてSMART合格講座(4,400円税込)が提供されており、特にオンライン受験者には受験時に無料で提供されるケースもあります。講座ではローマ字入力の基本から英文タイピング、記号、大文字、小文字など、段階的にスキルを強化できるコンテンツが揃っています。
8.資格取得のメリット
タイピングスキルの可視化と証明:速く、正確に入力できる能力を客観的に示せます。
業務効率向上に直結:文書作成や資料作成の迅速性が向上し、業務パフォーマンスが高まります。
段階的なレベル設定:3級から1級までのステップ構成により、自分のレベルに応じた目標設定が可能です。
学習講座との連携:SMART合格講座などの教材で段階的に学び、合格率を高めることができます。
幅広い層に推奨される資格:学生から社会人まで、就職活動や事務職への応募など幅広くアピールできます。
9.まとめ
パソコン検定 タイピング試験は、ビジネス文書や解説文などの文章を迅速かつ正確に入力する能力を段階的に評価する資格試験です。オンライン受験は毎月、認定会場受験は年6回の開催で、誰でも気軽に挑戦することができます。
試験内容は10分間の入力課題を2回行い、級ごとに設定された文字数と正答率を満たすことで合格となります。合格者には証明書が交付され、スキルを履歴書や名刺などで直接アピールできます。
速く正確なタイピングは、パソコン作業の基本であり業務効率の鍵となります。本検定を通じて、タイピング能力の向上とその可視化を目指すとともに、キャリアにおける信頼要因として活用されることが期待されます。
10.ホームページ
一般財団法人 全日本情報学習振興協会

