48TOEFL® iBTテスト
1.TOEFL® iBTテストとは
TOEFL® iBT テスト(Test of English as a Foreign Language Internet-Based Test)は、アカデミックな英語能力(読む・聞く・話す・書く)を総合的に評価する、世界的に最も認知された資格試験の一つです。大学入学や大学院留学を目指す学習者にとって、英語力の重要な証明手段です。
コンピュータを用いた受験方式であり、会場受験(Test Center)と自宅受験(Home Edition)の2形式が公式に提供されています
2.受験資格
TOEFL iBTには、年齢・学歴・国籍などに関する受験制限はなく、誰でも申し込み可能です。申し込みにはパスポート等の公的身分証が必要ですが、受験者自体に参加制限はありません。
3.試験日程(例年のスケジュール)
会場受験:例年、日本全国で月に複数回(3〜5回程度)、主に週末に実施されています。平日の実施は限られた会場のみです。
自宅受験(Home Edition):週5日、24時間体制で受験が可能です。
申し込み受付は原則として試験日の7日前までですが、手数料を支払うことで2日前まで申し込み可能です。
4.試験地
会場受験では、日本全国の認定テストセンターで受験可能です。主要都市を中心に広く会場が設けられており、都市部では特に受験枠が早期に満席になる傾向があります
自宅受験(Home Edition)では、インターネット環境が整っていれば、自宅など好きな場所で受験可能です(ただし、規定の環境・機器条件を満たす必要があります。)
5.受験料
US$ 195 日本円換算(1ドル=150円で)29,250円
6.試験内容(詳細)
● 形式と構成(会場受験・自宅受験とも共通)
TOEFL iBTは、4つのセクション(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)すべてをコンピュータベースで評価します
ETSによって導入されて以来、アカデミックな語学運用能力をバランスよく測るテストとして高い評価を受けています。
● スコア体系
各セクションを 0〜30点で評価(4セクションの合計最大120点)となり、学術機関で広く採用される標準的な指標です。
スピーキングやライティングは複数の採点者による評価方式が採用され、公平性を確保しています。
7.合格後の流れと研修
合格・不合格の概念はなく、スコアによる評価となります。
TOEFLのスコアの有効期間は、テスト日から2年間です。2年以上前にTOEFLを受けていて、スコアを提出する必要がある場合、再度テストを受ける必要があります。
8.資格取得のメリット
TOEFL iBTを受験・スコア取得するメリットは以下の通りです:
世界の大学入試や大学院申請に広く利用可能な英語力証明として信頼性が高いです(130か国以上、13,000機関超が受け入れ)
会場・自宅いずれの形式でも受験でき、個人の事情や環境に応じて選択が可能です。
公平・客観的な評価方式(採点者による多重評価、スコア形式)のため、信頼性が高く、多くの留学機関で重視されます。
9.まとめ
TOEFL® iBT テストは、アカデミック英語の4技能を包括的に評価する国際標準の資格試験です。試験形式は会場受験と自宅受験の両対応と柔軟な選択肢があり、受験者の状況に合わせて受験方法を選びやすい点が非常に優れています。
試験は月3〜5回、主に週末に全国のテストセンターで実施され、自宅受験では週4日・24時間予約可能など、多様なライフスタイルに対応しています。申し込みも試験日約6か月前から可能で、締切は通常試験日の7日前まで(手数料追加で2日前まで対応)です。
評価は4セクション合計120点方式で、公平な採点体制と高い認知度を備え、多くの留学先が信頼する英語力測定の指標です。スコア取得後は、そのスコアを活用して進学先に提出できるだけでなく、自分の学力把握にも役立ちます。
TOEFL iBTは、留学を目指す学習者にとっての強力な武器であり、世界の制度や大学が認める「英語運用能力の証明」として、非常に価値の高い資格です。さらに、2026年から導入予定のアダプティブ方式やCEFR対応スコア導入など、今後も進化が期待されており、一層の活用価値が見込まれます。
10.ホームページ
TOEFLテスト日本事務局

