資格の王様

76ブライダルプランナー検定

1.ブライダルプランナー検定とは

ブライダルプランナー検定は、世界的規模の業界団体である全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が制定・認定する全国統一の検定試験で、日本国内でも「1級」「2級」が実施されています。受験資格には制限がなく、誰でも挑戦可能で、婚礼業務未経験の学生や社会人、転職希望者にも門戸が広く開かれている点が特徴です。

1級に合格すると、「アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)」の資格取得申請が可能となり、ABC協会の会員としてさまざまな支援や情報提供を受けられる特典もあります。

2.受験資格

本検定の受験には、年齢・学歴・事前資格などの制限は原則なく、どなたでも受験できます。2級を飛ばして1級から挑戦することも可能です。

3.試験日程(例年のスケジュール)

試験は年に2回、夏期(7月)と秋・冬期(9月〜翌年2月)に実施されます。2025年度の例(一部)としては、夏期1級は2025年7月13日(日)、秋期2級は2025年9月7日(日)、冬期2級は2026年1月18日(日)です。

各回の申込期間・合否発表時期も公表されていますが、詳細は公式案内をご確認ください。

4.試験地

試験は自宅でのオンライン受験(一般受験)と、認定校での団体受験が選べます。

オンライン受験が可能な点は、全国どこからでも受験できる利便性を高めています。

5.受験料(税込)

1級 15,300円

2級 10,250円

6.試験内容(詳細)

2級

形式:多肢選択式(CBT/IBT方式)で、100問/試験時間60分

出題領域(公式テキスト+一般常識)には、以下のような内容が含まれます。

ブライダルマーケットの概要

日本のウエディング基礎知識

料理・飲物

テーブルプラン

衣裳(新郎・新婦)

ペーパーアイテム

引出物

披露宴演出

フラワー

販促

テーブルマナー

サービススタッフ関連

合格基準:正答率75%以上

1級

形式:多肢選択式で120問/60分

出題範囲は2級より広く、公式テキストに加え実務的かつ一般常識問題も出題されます。

出題内容例には以下が含まれます。

ブライダルマーケット概況

挙式・披露宴の流れ全体

新規接客業務

打合せ業務

主収入・付帯収入商品知識

デイリーワーク

セールスプロモーション

ヒューマンスキル・サービスマニュアル

アテンダー対応マニュアル

クレーム対応

合格基準:正答率75%以上

7.合格後の流れと研修

1級合格者には、ABC協会会員となるための「アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)」資格の申請案内が届き、その資格を取得できます

ABP保有者は、ABC協会から業界動向やスキルアップのノウハウを含む会報誌が届き、セミナーやイベントにも無料または優待料金で参加可能です。

8.資格取得のメリット

業界就職・転職に強いアピールになる:ABC協会認定の資格として、基礎知識と接客力を兼ね備えた人材であることの証明になります。

海外ウエディング対応力の証明:欧米のウエディング知識が問われるため、グローバルな舞台での活躍にもつながります。

オンライン受験により柔軟な受験が可能:自宅や空き時間に受験できるため、社会人や地方在住者にも利便性が高いです。

ABP資格による継続支援:会報やセミナーなど、取得後のフォロー体制が整っています。

9.まとめ

ブライダルプランナー検定は、いずれかの級から誰でも挑戦できる開かれた制度であり、オンライン受験や公式テキストによる対策が可能な点が魅力です。

2級ではウエディング業務の基礎的かつ具体的な知識、1級では業務設計・接遇・問題対応など実践力が求められます。合格後には業界標準の証であるABP資格の取得も可能で、キャリアや就職活動において大きなアドバンテージとなります。

10.ホームページ

https://www.bridalplanner.jp/