インターネット人口は5,500万人を超え、パソコンの世帯普及率が急速に向上している一方、ディジタルディバイドが社会問題として取り上げ始められている。そのような現状で、シニア自身が指導者となり、各地域でパソコン未経験者・初心者の方々を指導することにより、「情報リテラシーの裾野の広がり」、「シニアの新しい形の社会参加」などの相乗効果が期待されている。
一般的にシニアの講師は、「初心者の気持ちが理解できる」、「自分が苦労した所がうまく教えられる」、「興味を引き出すキッカケ作りができる」などの理由から、同世代の受講生と同じ目線で指導することができるようになり、さらにそれらの講師が担当する講座に、同世代からの受講希望が増えている。このような背景から、初心者の指導を担えるシニアに対して、「シニアITアドバイザ=SITA/サイタ」認定試験を発足することとなった。
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