音楽・サウンド分野での国際的な統一規格「MIDI(Musical Instrument Digital Interface)」の活用のための知識を認定する試験。コンピュータミュージックの共通ライセンスである。
通商産業省(当時)認可の社団法人音楽電子事業協会(Association of Musical Electronics Indusutry 略称AMEI)では、音楽情報を効率よく伝達するための規格「MIDI」を理解し活用できる人材育成を目的として、日本シンセサイザー・プログラマー協会の協力を得て試験を実施している。
発展を続けるマルチメディア社会の中で、文字や映像などと並び、重要な要素の1つは音/音楽といえる。そしてマルチメディアの音/音楽の中で中心的な役割を果たしているのが、いわゆるMIDI規格。この規格は、電子楽器の制御プロトコルとしての活用はもとより、電子音楽のソフトウェア、コンピュータネットワークでやりとりされる音楽データや、通信カラオケの送信データや携帯電話の着信メロディに至るまで、電子音楽の事実上の標準規格となっている。
このような状況のなか、MIDIを使った音楽制作の現場では、MIDIに関する知識を持ち、データの制作・監修ができる人材が多く求められている。業界で今後期待される注目の資格といえる。
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