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新しい試験区分の考え方

 従来、情報システム開発・運用側の専門能力を問うために設定されていた試験区分を次のとおり、I、IIの類型に改組・整理し、人材育成のための道標とすることとなった。この整理は、情報システムを構築するベンダ側企業だけでなく自社内の情報システム開発を担う者にも同様に適用させることが可能と言える。さらに、システム開発の専門能力を問う試験以外については、VからVのとおり改組・整理が行われることとなった。
  なお、これまで実施されてきたプロダクションエンジニア試験については、情報システムとの関わり方において、その出題範囲が他の試験区分と重複していることから、当該試験範囲は見直し整理され、アプリケーションエンジニア試験とソフトウェア開発技術者試験において出題されることとなり、試験区分としてはとりやめとなった


T. システム開発の基本的な流れに沿って主体的役割を果たすための能力を問う試験

1)システムアナリスト試験(AN)
  経営戦略の一環としての情報化戦略に基づくシステム化プランを描くことができる者を対象とし、従来のシステムアナリスト試験と同等な内容の試験とする。


(2)プロジェクトマネージャ試験(PM)
  システム化プランを具体化するための開発プロジェクトを組織、指揮監督することができる者を対象とし、従来のプロジェクトマネージャ試験と同等な内容の試験とする。


(3)アプリケーションエンジニア試験(AE)
  プロジェクトマネージャの指揮のもと、システムの基本的なアーキテクチャを設計しつつ、ソフトウェア開発技術者を指揮してシステムの構築に携われるような者を対象とし、従来のプロダクションエンジニアが担当していたシステム開発における工程の一部も包含し、業務用件分析からシステム設計、プログラム開発、テストまでの一連業務を担当するために必要な知識・技術を問う試験とする。


(4)ソフトウェア開発技術者試験(SW)
  ソフトウェア開発において内部設計からテストまでの業務を担当できる者を対象とし、従来の第一種情報処理技術者試験と同様な情報技術の知識・技能を備え、プロダクションエンジニアが担当していたシステム開発におけるプログラム作成などの作業について、指導できる立場で作業するために必要な知識・技能を問う試験とする





情報処理技術者試験(13種)
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