デジタル技能検定とは、社団法人日本広告制作協会(OAC)が認定する新しい資格制度であり、主に広告制作の現場で必須とされる「パソコンソフト」の実務的な知識・技術力を客観的に証明する。
現在、広告業界だけでなく、一般的に、パソコンソフトの知識・技術力を身につけた人材が求められているが、採用する企業にとっては明確な目安となる要素が少なく、短時間の採用活動では客観的に判断することが困難といえる。このような時代のニーズから、現場の事情を反映させ、より実用的な資格を目指しているのが、デジタル技能検定である。
試験科目は制作現場で需要の高い、グラフィックデザイナーを対象とした「DTPグラフィックデザイン」、ホームページ制作者に向けた「Webデザイン」、そして営業職から事務職を対象とした「ビジネスユース」の3科目から選択することができる。いずれも広告クリエイターにとって必須といえる技能である。さらに、各科目には初級、中級、上級(現在は未実施)とレベル分けされており、自己の能力にあったレベルを受験することができ、自己のステップアップヘの目安ともなる。
広告業界への就職・転職を希望するユーザや、自己のスキルを客観的に知りたい現役クリエイターまで、幅広い層から注目されている試験である。
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